高 祖 善 導 大 師 和 讃 解 説
1 仰いで本地を 尋ぬれば
四十八願 成就身
伏して垂迹 訪えば
専修念仏 破衣の比丘
2 世尊の真意 弥陀の素意
つたえて作る 観経疏
霊瑞ここに 顕われて
如来直授の 尊さよ
3 世のいましめと 浄業の
難き相を 示したる
二河白道の 譬こそ
永遠に朽せぬ 教えなれ
4 真葛が原の 春の空
半金色の 身を現じ
二祖対面の 證誠こそ
夢にも奇しき 契りかな
5 偏依導師の 泉より
流れ出でたる 吉水の
二祖の心を 映しつつ
展け行く末ぞ 頼もしき
6 高祖の跡を 偲ぶもの
誰か念仏 忘れめや
南無阿弥陀仏 阿弥陀仏
南無阿弥陀仏 阿弥陀仏
「高祖善導大師」とは、法然上人が「偏依善導(偏に善導に依る)」と師事された中国唐の時代、浄土の教えを説かれたお方で、浄土宗では「高祖善導大師」と尊称します。善導大師を讃える和讃ですので「高祖善導大師和讃」と呼びます。
松
善導大師は隋
仰
本
尋
四
成
四
仰
伏
垂
訪
専
破
比
伏
世
真
弥
素
弥
観
霊
如
直
如
いましめ / 教えさとすこと。訓戒。
浄
難
二
永遠
真
半
二
證誠
奇
契
偏
泉
吉
展
末
高
跡
誰
念
忘
南
(以上・文責・加藤良光・令和2年11月9日更新)