普仙寺だより・第347号 令和7年11月

令和7年10月15日、普仙寺弦楽四重奏と詠唱コンサート
目次
普仙寺コンサート
去る十月十五日、普仙寺コンサートを開催しました。

私たちの宗旨
◎名称 浄土宗
◎宗祖 法然上人
◎開宗 承安五年(西暦一一七五)
◎本尊 阿弥陀仏
◎教え 阿弥陀仏の平等の慈悲を信じ、「南無阿弥陀仏」とみ名を称えて、人間を高め社会のためにつくし
明るい安心な毎日を送り、お浄土に生まれることを願う信仰です。
◎お経 お釈迦さまがお説きになった『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』の三部経をよりどころとします。
住職の短歌
令和六年に詠んだ短歌の続き(前回は令和七年十月号)を掲載します。
◎山寺の白木蓮の花が咲く天を目指して飛んで行くよう
◎献木の妻と夫の名を付けた美幸桜は庭のシンボル
◎男坂途中に咲くは明石潟赤い椿の最優の花
◎柃の小さな花が満開だ知っていますよ君の存在
◎鈴生りの馬酔木の花が光ってる春の陽気に皆がほろ酔い
◎春霞四月半ばの伊吹山桜花散り萌えるは若葉
◎雪柳まるで粉雪舞うようだ風に任せて形縦横
◎三又の黄色の花が面白い今年も咲いた好きな春の木
◎勢至堂水槽横の黄水仙参拝人の慰安の小花
◎廟堂の枝垂れ桜の花の下欧州人と笑顔交歓
◎思い出は納骨堂の桜花春の盛りは心も弾む
◎阿弥陀堂桜の花の咲き初め春はこれから祭りの季節
◎老木の桜も咲いたこの春は浄土開宗慶讃の年
◎白い梅八重緑蕚が満開だ四月の初め華やかな朝
◎咲いている青木の花は小豆色黄色雄蕊もとても可愛い
◎様々な模様表す椿花小男鹿を見るは春の楽しみ
◎今年また合格桜花開く父母の思いを浄土より聞け
◎桜花祝いの寺に咲いている回廊幕と色の競演
◎女坂ここにも咲いた明石潟道行く人もしばし見惚れる
◎三門の石段横の桜花浄土開宗今を寿ぐ
◎純白の椿の花は天の川会いに来ました満開の今
◎知恩院看板周り赤い花一年一度晴れやかな日々
◎思い出は納骨堂の桜花お参り人と笑みの交流
◎桜花今日は聖日降誕会開宗記念華やぎの時
◎花びらの幾重の重ね八重桜通学女子の顔も微笑む
◎頂きは山肌見える伊吹山裾の緑は初夏の彩り
◎近づいて花梨の花の色を見る君が愛した澄んだ桃色
◎登り来てイロハ紅葉の花を見る時の鐘打つ朝の一瞬
◎雨上がり朝日に映える八重桜その満開を暫し眺める
◎純白の八重の桜も咲いている並木の道は今が祭りだ
◎宿坊に十二単の花を見る青紫の可憐な姿
◎咲いている紅花常盤満作が飛び石踏んで君に近づく
◎喧騒の中においても小手鞠の花の白さを愛でる楽しさ
◎莢蒾の真白の花のも咲いていた春の盛りの寺の前庭
◎経塚の正面に咲く著莪の花衆生供養の思い表わす
◎板塀を抜けた突抜忍冬が咲いてるここは散策の道
◎境内は薄桃色の躑躅花訪う人の目を喜ばす
◎帰り道際紫蘭の花の咲くを見る少し俯向く初夏の麗色
◎幾つもの躑躅の花が咲いている薄桃色に癒し頂く
◎見れば大紫躑躅満開だ年に一度の快感の時
◎絡み付く定家葛の恋心焦がれの果ては花となるかな
◎田植え時伊吹の山は深緑晴れの御空に威風堂々
◎宿坊の庭の一角白丁花星の形の可愛い花だ
◎白い花友禅苑の要黐群れ咲く様に心安らぐ
◎陽に光る梅花空木の白い花嬉しくなってもっと近づく
◎花びらも雄蕊雌蕊も黄赤色皐月躑躅の光る庭園
◎道の角そこに唐種招霊の甘い匂いの漂いを嗅ぐ
◎水槽に赤い睡蓮咲き出した雅びな色の姿楽しむ
◎坂道の途中に咲くは七変化クリーム色もピンクも好きだ
◎毒痛みの白い花びら光ってる初夏の点景薬草の群れ
◎小粒花雄蕊弾ける鼠黐待っていました君の登場
◎犬黄楊の可愛い花が咲いている友禅苑の生垣の中
◎女坂登り口には白色の皐月躑躅の花の出迎え
◎男坂皐月躑躅の赤い花異邦の人も暫し眺める
◎石段を登ればそこに慰安あり澄んだ色した紫陽花の花
◎もう咲いた泰山木の白い花今年植樹の庭の新景
◎六弁の白い梔子一重花古寺参りの初夏の彩り
◎宿坊の玄関前の夏椿今年初めの一輪を見る
◎野茉莉の二つ並びの花を見る虚空浮遊の天女のようだ
土曜礼拝
毎週土曜日の朝に土曜礼拝を勤めています。本家、新家の別なくどなたでもお参りください。

寺行事案内
⭐︎土曜礼拝(どようらいはい)
◎毎週土曜日 午前8時30分〜午前9時
礼拝を含むお勤めです。本家、新家の別なく、どなたでもお参りください。
「内容」
①浄土日常勤行式
②法然上人御法語拝読
③住職の法話
⭐︎月並法要(つきなみほうよう)
◎12月14日(日) 13時〜 (毎月第2日曜日)
月に一度、 檀信徒の皆様でお参りする法要です。どなたでもお参りください。
「内容」
①浄土日常勤行式
②一枚起請文拝読
③詠唱奉納
⭐︎成道会(じょうどうえ)
◎12月14日(日)
お釈迦様がお悟りを開いたことをお祝いして、成道和讃をお唱えします。
月並法要と併修します。





