普仙寺だより・第277号 令和元年5月
令和元年度普仙寺華頂婦人会役員の皆さん
平成31年4月8日、月並法要後撮影
心と形こころとかたち
仏事のことで色々な質問を受けます。
焼香の回数は何回が正しいですかとか、線香の本数は何本が正しいですかとか尋ねられます。
私は次のようにお答えしています。
焼香の回数も線香の本数も特に決まっていません。その時その時の事情で、数が変わっても間違いではありません。それらは「形」のことになります。
「形」も大切ですが、そのことと同時に「心」も大切です。心を込めて焼香し心を込めて線香を供え、心を込めて合掌礼拝し、念仏を唱えましょう。
住職の短歌
平成30年に詠んだ短歌の続き(前回は31年4月号)を掲載します。
- 晩秋の京都の山の寺に行き君とゆっくり紅葉が見たい
- 知恩院雅楽の会の創設者十三回忌追善の楽
- 秋の日の京都北山大徳寺表千家の祝賀の茶会
- 大徳寺本坊入り席に着く祝賀記念の濃茶頂く
- 満員の和順会館婦人会参加者ともに詠歌唱える
- 汐香る三河豊橋普仙寺の本堂参り南無阿弥陀仏
- 麦畑大豆畑の滋賀平野秋の終わりの薄い黄緑
- 知恩院和順会館大広間詠歌和讃を聞いて頂く
- 豊橋の港の見える会場で詠唱教司研修をする
- 年齢を問われて今日は六十四新たな数を口にする朝
- 窓辺にはポインセチアの赤がいい君とゆっくり午後のコーヒー
- 篝火の炎の如きシクラメン僕の心も熱く燃えてる
- 冬の朝初冠雪の伊吹山望み通りの勇姿再来着
- 平成の三十一の元旦に修正会勤め念仏唱う
- 一月の朝日に光る水仙を君と見ていた京都の小道
- 梅の淡い黄色の花が咲く君に見せたい春の訪れ
- 念仏を平和のために唱えよと新年互礼猊下の垂示く
- 振袖の新成人が献花する祖師の御堂の小寒の朝
- 竜ヶ岳藤原岳の雪化粧一月半ば滋賀の風景
- 一月の二十五日の知恩院御廟拝殿木魚念仏
- 知恩院開山祖師の聖日に念仏唱え報恩感謝
- 梅咲いて匂い出したと言う君の声に誘われ振り向いて見る
- 明日の朝車に乗って見に行こう渥美半島菜の花畑
- 雪残る二月八日の伊吹山薄暮の中の姿峻厳
- 如月の朝陽に光る伊吹山雪の白さは抜群のもの
- 朝早い二月の末の伊吹山斑の雪が頂き飾る
- 咲く花は桜桜と歌いたい君と一緒に桜桜と
- 鈴なりの馬酔木の花が可愛いと君は笑顔で僕の手を引く
東山中学卒業式
- クラスごと卒業生は保護者席立ち止まって感謝の言葉
嘉禄の法難、知恩院参拝と選択集拝読案内
嘉禄の法難の発端である嘉禄3年(1227)6月22日、法然上人の霊廟が襲撃されたことに因み、
法然上人の著書『選択本願念仏集』を拝読します。
記
①期日
6月22日(土)
②集合場所
豊橋駅新幹線改札前
③集合時間
午前7時15分
④日程
◇午前7時25分
新幹線こだま号乗車
◇午前9時30分
知恩院法然上人御堂参拝
◇午前10時
知恩院勢至堂参拝
◇午前11時
昼食
◇正午
知恩院勢至堂慈教殿にて
参加者集合
◇午後1時
知恩院御廟拝殿にて
『選択本願念仏集』拝読
◇午後3時30分解散
⑤参加申込
申込用紙に必要事項を記入して普仙寺へ申し込み下さい。
⑥締切
6月15日までに
⑦交通費
当日、個人で負担して下さい。
⑧参加費
無料
⑨服装
袈裟 ・ 数珠
高齢者招待祝賀会
さる4月18日、知恩院の高齢者招待祝賀会があり、牧野恵子さん、大木みつゑさん・藤田みち枝さんの3名が参加され、住職加藤良光が御忌法要に出勤しました。
寺行事案内
☆土曜礼拝 (どようらいはい)
毎週土曜日 午前8時30分~9時
礼拝を含むお勤めです。本家、新家の別なく、どなたでもお参り下さい。
△内容
浄土日常勤行式
法然上人御法語拝読
住職の法話
△法然上人御法語の予定
5月12日からは
・前編第十五章
信行双修
・前編第十六章
他力念佛
・前編第十七章
易行往生
・前編第十八章
自身安穏
☆月並法要 (つきなみほうよう)
6月8日(土) 午後7時より
月に一度、檀信徒の皆様でお参りする法要です。どなたでもお参り下さい。
△内容
①浄土日常勤行式
②一枚起請文拝読
③詠唱奉納
④住職の法話
法要中、年回忌の祥月にあたる方のご回向をいたします。