住職、加藤良光の短歌・令和元年〜

 

白い花ピンクの花の百日紅写真撮ってと君が甘える


八月の朝日を浴びた伊吹山緑の色もいよよ秀麗


 炎天の陽射しを受けた伊吹山明るさ強い緑黄緑


 コスモスがいっぱい咲いた高原に行ってみたいと君の要求 • 秋九月白粉花が咲いていた化粧始めの君の横顔

 

佛教大学卒業式
 衣帯着け母校佛教大学の卒業式で祝辞代読

佛教大学附属幼稚園卒園式
 卒園の祝いの言葉ふたつ言う姿勢良かった声も良かった

松濤先生本葬
 詠唱の恩師松濤先生の本葬に出て弔辞代読

善導寺開山忌
 善導寺二祖上人の開山忌詠唱人とともに奉納

京都華頂大学短期大学入学式
 代理にて入学式の祝辞読む四月一日華頂大学

生誕和讃
 知恩院四月七日の御堂にて生誕和讃唱え寿ぐ

京都文教短期大学附属小学校入学式
 文教の小学校の入学の式に出席祝辞代読

文教中学高校祖山参拝
 文教の中学生と高校の新入生に仏教を説く

花まつり和讃
知恩院誕生仏の御前にて鈴鉦持ちて和讃唱える

御忌会講義
浄土宗実践講座講義する寺院御忌会の施主は住職

中津川高福寺
中津川四月十日の高福寺新人迎え詠唱の会

四月の伊吹山
春陽の光暖か伊吹山なお山頂に斑雪あり

山々に
 山々に桜の花の色見える春の眺めの至福これあり

躑躅
 鮮やかな躑躅の赤が大好きと君ははしゃいで私に言った

雨上がり
 雨上がり山の緑は新芽色米原駅の外の風景

萌える伊吹山
 早緑の萌える姿の伊吹山麓の田には代掻きの水

米原の駅
 米原の駅の近くの山々は若葉の色に溢れ沸き立つ

連休の滋賀の平野
 連休の滋賀の平野に水光る田植えの前の代掻き模様

松濤先生偲ぶ会
 名古屋での松濤先生偲ぶ会有縁の人と和讃斉唱

古来より
 古来より稀なりと言う詩聖杜甫この現代はいかが評せん

梔子
 六月の青葉の中に白い花君と見ていた八重の梔子

 

12月

六月の奈良の平野の水田に田植え作業の老人を見る

曇り空伊賀の盆地の田んぼにはゆっくり歩く二羽の白鷺

松阪に本宗保護司集まりて協力雇用その話しを聞く

滋賀教区浄詠会の訪問を受けて聞き入る春の御詠歌

滋賀平野梅雨入り前の風景は夕陽に映える早苗の緑

東海の寺庭婦人の研修に講師勤めて霊場を説く

車窓より飛騨川流れ飽かず見る陽射し強めの初夏の一日

七月は期末テストの女学生プラットホームもノート広げる

中学の理科の法則トリチェリーアルキメデスの名を思い出す

知恩院詠唱教司研修に弥陀本願の詠歌解説

見に行こう淡いピンクの蓮の花池のほとりを君と歩いて

百日紅今年も咲いて嬉しがる君の笑顔が僕の幸せ

舞台にて和讃袋中上人を唱えた伊勢の松阪の町

高槻の駅の近くの風景は宅地の隅に僅かの青田

大阪のスタジオ諸人集まりて母の祈りの和讃録音

関ヶ原インターチェンジ越して行く外の景色は梅雨明けの空

八月の真澄の空に浮き上がる伊吹の山の堂々の様

佐和山の城跡示す看板に何を思うか石田三成

夏の朝緑一色滋賀平野農道走る白い自動車

この年の大気不安の雲間から夏の富士山青黛の色

一之輔弟子の㐂いちの披露寄席ファンの期待の拍手盛大

黒服に白エプロンの店員が珈琲注ぐ銀座の老舗

夏雲の勢い受けた伊吹山緑の濃さは堂々のもの

並走の近江鉄道線路脇朝日を浴びて彼岸花咲く

大垣の町並み抜けた稲田には今を盛りの赤彼岸花

黒門の階段上がり立ち止まる金木犀の香り嗅ぐため

咲いている細葉柊南天の黄色小粒の花が可愛い

総裁の感謝の言葉有難し令和元年秋の大会